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FEEL Doフォーラム 2023
『ともに考え、ともに創ろう、福祉コミュニティ』実践報告会

2023年11月1日(水)、FEEL Doフォーラム2023「ともに考え、ともに創ろう、福祉コミュニティ」実践報告会をオンライン形式にて開催いたしました。

全国各地から、社会福祉協議会や市民団体等26団体のご参加をいただき、全国各地での取り組みを聞きながら、「福祉のコミュニティづくり」についてご参加の皆さんとともに考える機会となりました。

~プログラム~

①開会

②リレートーク

「小さな町の被災とコミュニティ機能の回復」【鳥取県】山下 弘彦/日野ボランティア・ネットワーク 代表

2000年鳥取県西部地震で被災した鳥取県日野町。人口2,800人弱、高齢化率50%超の町で、「今、やらなければ」と続けてきた地域づくり活動。訪問活動や集う場づくりなどを通して得てきたものとは?

「暮らしを支える多様なコミュニティのあり方」【沖縄県】宮道 喜一/NPO法人まちなか研究所わくわく 副代表理事・事務局長

私の暮らす那覇市石嶺小学校区は、人口12,000人余り、約4,800世帯が暮らし、自治会空白エリアが多くを占めます。自治会だけではない、暮らしを支える多様なコミュニティのあり方について考えましょう。

「小規模自治体のコミュニティ形成」【北海道】篠原 辰二/一般社団法人Wellbe Design 理事長

北海道内179市町村のうち約70%(125市町村)が人口1万人を割る小規模自治体で、更に人口密度も低いという特徴があります。小規模自治体のコミュニティ形成についてお伝えします。

「タイ・ノーンメック村の子どもが育つ村づくり」【大阪府】

桒原 英文/一般社団法人コミュニティ・4・チルドレン 代表理事

坂上 尚大/阪南市社会福祉協議会 地域福祉グループ兼総務グループ主任、生活支援コーディネーター

農業だけでは生活が成り立たず、出稼ぎした家族からの送金に依存する村。働き盛りの世代が少ない村で2016年に始まった「子どもたちが健全に成長するコミュニティづくり」を垣間見ませんか。

「災害時そして平時からの要配慮者への関わり方」【山形県】千川原 公彦/ウェザーハート災害福祉事務所 代表

災害サイクル(平時、災害時、復興期)も反映しながら改めて支援の在り方を確認したり、具体的なスキームや支援方策などについて、皆さんの取り組みもお伺いしたいと考えています。

③フリートーク

④閉会

~参加者アンケートから~

・「ともに創ろう」のタイトルに魅かれました。国内外の地道な活動を知ることが出来たこと自体が学びでした。どの発表も当事者を中心においた視点で取組まれていることに感心しました。

・直接的にサポートする団体とその団体をサポートする団体、様々な立ち位置があるなかで、チェンジエージェントとして、「志を育む力」「複雑性を理解する力」「共創的に会話する力」などの重要性やコーディネーターとしての役割の重要性を感じました。また、コーディネーターは、1人がすべてをコーディネートしようとするのではなく、コーディネート力が高いキーパーソンといかにつながっていくかということが重要であると感じました。

・一つのテーマでなく複数の課題と取り組みから、ワーカーの視点を広げるきっかけになったと思います。講師の方それぞれの事業に取り組む視点や発想が自分の視点を見直す時間となりました。

・当たり前のようにある自治会組織がなくなってしまう社会で、人々はどのように繋がっていけばよいのか考えさせられました。コミュニティ同士をどう繋ぐのか。どのコミュニティにも参加しない人をどう拾うのか。自治会組織がなくなる前に、新しい形をつくり出す必要性も感じました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

FEEL Doでは今後も、福祉コミュニティづくりに取り組む皆さまとともに考え、学び合う場づくりに取り組んでまいります。

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